植物

公園の木々より一足先に、ベランダの植物が青々としてきた。
暖かくなるのを待ちわびていたとばかりに、勢いよく新芽を伸ばす。
寒さからの解放感を感じるとともに、自分も冬眠から目覚めたかのように、
お腹がすいてしょうがない。
こんな時期だからこそ、一気に伸びようとするパワーを秘めた春の食材が、
非常においしく感じるのかもしれないな。

さてベランダの植物。
ほとんどが食べられるもので、
和のものは、にら・ネギ・ほうれんそう・山椒・にんにく1つ。
洋のものは、パセリ2種・セージ・オレガノ・ミント・ローズマリー2種・月桂樹。
食べられないハーブも数種類。花も数種類。
さらにはシンボルツリーのシマトネリコやアロエ、梅など。
狭いベランダにひしめき合うように並んでいる。

このほとんどが前に住んでたアパートの小さな庭から持ってきたものだ。
アパートを取り壊して、おそらく樹木も排除されるらしかったので、一部連れてきた。
今は窮屈な思いをさせているこの植物に、一刻も早く地に根を張らせてやりたいなぁ。
春の急成長を見ていると、そんな事を思う。